今週の1冊
2010年 07月 03日
「近代建築論講義」
鈴木 博之 著
東京大学出版会
著者は日本を代表する建築史家。
本書は退官に際して行った講義をまとめた退職記念講義録。
建築デザイン・インテリアデザイン・空間デザインを学んでいる学生、
あるいは、これから学ぼうとしている学生にとっては必読書。
時代順に追っかけるといった歴史本の定石ではなく、
あくまで筆者の長年に渡る研究内容からテーマを抜き出した構成になっている。
しかも、様々な研究テーマに対して8人の執筆者が論じ、それに呼応した形で
著者の文章を載せるといった形式で、読み方も目的によって多様である。
僕はとにかく読みやすい本を好むし、このブログではそういった類のものを
紹介しているつもり。
筆者の文章は、専門書にありがちな英語まじりの専門用語三昧的なもがないので
とても読みやすい。
歴史家でありながら(小説家ではない)その文章には創造性や物語性までも感じられる。
ホント本から学ぶことって、いろいろあるね。
鈴木 博之 著
東京大学出版会
著者は日本を代表する建築史家。
本書は退官に際して行った講義をまとめた退職記念講義録。
建築デザイン・インテリアデザイン・空間デザインを学んでいる学生、
あるいは、これから学ぼうとしている学生にとっては必読書。
時代順に追っかけるといった歴史本の定石ではなく、
あくまで筆者の長年に渡る研究内容からテーマを抜き出した構成になっている。
しかも、様々な研究テーマに対して8人の執筆者が論じ、それに呼応した形で
著者の文章を載せるといった形式で、読み方も目的によって多様である。
僕はとにかく読みやすい本を好むし、このブログではそういった類のものを
紹介しているつもり。
筆者の文章は、専門書にありがちな英語まじりの専門用語三昧的なもがないので
とても読みやすい。
歴史家でありながら(小説家ではない)その文章には創造性や物語性までも感じられる。
ホント本から学ぶことって、いろいろあるね。
by kai_today
| 2010-07-03 19:07
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