今週の1冊
2010年 07月 24日
「父の像」
吉本 隆明 著
ちくま文庫
たまたま本屋で手に取った1冊。
夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介、有島武郎、宮沢賢治、太宰治
明治・大正・昭和を活躍の舞台とした作家たちの作品から、「父の像」を読み解く。
この国民的作家たちの作品の中に秘められた「父親」に対する想いや考え方
(それは自分自身であったり、自分の父親であったり)を著者が読み解いていき、
最終章で著者自身の父の像と結びつける。
「父親」というものを、作品の中でしかも間接的に表現している。
直接的な表現を使わないことで誰かに伝えたかったのだろうか・・・
最後の晩餐のダヴィンチみたいなもの?
文学と絵画、表現方法は違えども作品に秘められた作者の想いは深い。
観点が違えば作品の印象も変わる訳で、夏の夜長は漱石の再読といきますか。
吉本 隆明 著
ちくま文庫
たまたま本屋で手に取った1冊。
夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介、有島武郎、宮沢賢治、太宰治
明治・大正・昭和を活躍の舞台とした作家たちの作品から、「父の像」を読み解く。
この国民的作家たちの作品の中に秘められた「父親」に対する想いや考え方
(それは自分自身であったり、自分の父親であったり)を著者が読み解いていき、
最終章で著者自身の父の像と結びつける。
「父親」というものを、作品の中でしかも間接的に表現している。
直接的な表現を使わないことで誰かに伝えたかったのだろうか・・・
最後の晩餐のダヴィンチみたいなもの?
文学と絵画、表現方法は違えども作品に秘められた作者の想いは深い。
観点が違えば作品の印象も変わる訳で、夏の夜長は漱石の再読といきますか。
by kai_today
| 2010-07-24 12:42
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